校内活動
エンカウンター活動
『出会い』の意味である「エンカウンター」とは、ファシリテーターが主導するグループワーク(エクササイズやシェアリング等)を通して、本音を表現し合い、お互いに認め合う「ホンネとホンネの交流」「心とこころの交流」のことです。エクササイズの中に『自己理解』『他者理解』『自己受容』『感受性の促進』『自己主張』『信頼体験』の6つの狙いが組み込まれています。
日本の小・中・高等学校の道徳の授業やホームルーム活動で活用されているほか、企業研修会や看護介護訓練などで広く導入されています。
ダイキ日本語学院東京が、エンカウンターにこだわる理由は、学生同士が仲良くなり、良い雰囲気の中で日本語が学べるという環境づくりのためだけではありません。
「自分の意見を持ち、意見が違う他者を尊重し、他者の意見を聞いて自分の意見をブラッシュアップすること」「答えのないことに対して、自分の意見をしっかり持つこと」など、人材育成の観点からも大切だと考えているからです。
校外活動
地域とのふれあい
港区芝地区で実施されている自治会のイベントや清掃活動に参加し、地域の方々と交流し、地域に溶け込み、地域のメンバーのひとりであることを実感する、そのような体験も大事であると考えています。
毎年、港区が実施している『芝地区クリーンキャンペーン』は、芝地区にある企業63社をはじめ、町会や自治会、地域の方々など、560名が協力し、清掃・路上喫煙禁止の啓発・放置自転車へ警告札の貼り付けを行う活動です。
参加した留学生は「こんなに社会人が参加するんだ!」と参加人数に驚き、大手企業に勤める社会人が参加していることにカルチャーショックを受けていました。さらに参加者の「日頃お世話になっている町を自分たちでキレイにしよう!」という心持ちを肌で感じ、何事も自分事として捉え主体的に行う姿勢を学んでいました。
最後には「あー、だから日本の町はこんなにキレイなんですね」と納得している様子でした。地域とのふれあいは、留学生にとって日本の習慣を深く理解することができ、地域の方々との一体感を感じられる特別な機会です。