みなさんが日本語を学ぶ目的は、日本での就職、大学・専門学校への進学、日本語能力試験合格、実用会話を学ぶ、などさまざまです。
ダイキ日本語学院東京では、「海外在住の方」「国内在住の方」それぞれの目的に沿ったコースをご用意しております。
留学コース(海外在住の方)について
現在海外在住の方へ、入学時期に合わせた2つの留学コースをご用意しています。
4月入学者は「2年コース」、10月入学者は「1年6ヶ月コース」に入学していただきます。それぞれのコースで日本語レベルに応じたクラスが用意されており、「日本語能力試験(JLPT)」においてN1・N2の合格や卒業後の進学・就職を目指していただきます。経験豊かな進路指導教員が進学・就職に関わる指導やサポートを行います。
進学2年コース(4月入学者)
日常生活で使用する現代的で実用的な日本語の習得だけでなく、日本の大学や専門学校の進学先で必要な日本語運用能力を高めることを目標としています。「日本留学試験(EJU)」において200点以上(記述を除く)、「日本語能力試験(JLPT)」においてN1・N2の合格を目指します。
また、経験豊かな進路指導教員による個別進路相談や面接練習など、進学に関わる指導とサポートも行います。
- 週5日(月~金)
- 1日4コマ(1コマ45分)
- 午前クラスor午後クラス
- 1クラス 最大16人
学校行事へのこだわり
『考える』を重視した学び
学校行事は『考える』を重視した学びの機会です。思い出作りだけでなく、4技能の向上、能動的学習、異文化接触体験を考慮した活動を企画しています。
例えば、下水道見学の際は、事前学習と事後学習をしっかり行い、日本事情や社会問題の知識を深め、熟考します。
受験の面接試験や進学後の学生生活において活かせるように、1つの学校行事の中でグループワークをはじめフィールドワーク、インタビュー、プレゼンテーションなど、アカデミックスキルを養うことを狙いとしています。日本語で考えること(インプット)、自分の意見を伝えること(アウトプット)、環境問題や時事問題に興味を持つこと(視野を広げる)、母国について再考すること(国際人としての自覚)が習慣化できるように、行事を通じて自ら考える力を育てます。
【例】下水道施設見学 〈東京都虹の下水道館〉
- 事前学習
- ・母国の水道事情について考える。
・日本の浄化技術や下水道の仕組みを推測する。
・環境問題のクイズに挑戦する。
・水道に関する語彙を学ぶ。
- 見学当日
- ・聞いて学んだことをメモする。
・事前学習で疑問に思ったことを質問する。
・自分がどう思ったか、感想をまとめる
- 事後学習
- ・日本人の水道事情について調査する。
・調査方法はグループで考える。
・グループでポスターを作成して発表する。
一般1年6ヶ月コース(10月入学)
「会話力を磨きたい」「日本文化を学びたい」「生活に必要な日本語を学びたい」「日本で働きたい」「JLPTにチャレンジしたい」など、多様なニーズに応えるために総合的な日本語を学習することを目標としています。
- 週5日(月~金)
- 1日4コマ(1コマ45分)
- 午前クラスor午後クラス
- 1クラス 最大16人
学校行事へのこだわり
『知る』を重視した学び
『日本を知る』を目的としたイベントでは、コカ・コーラ工場見学、防災館、浜離宮恩賜庭園のお茶室、ボランティア活動や地域の高校との交流会など、あらゆる体験を通じて日本について知識を深めていきます。日本を知ることは、母国を知ること。異文化を知ることは、自文化を知ること。異なる文化を知り、人々と交流することで、驚いたり感動したり違和感を抱いたり、心が大きく揺さぶられることが必ずあります。この体験が非常に大切で、どうしてそう感じたのかを深堀していくと必ず理由があります。そして、理由を理解すると「だから日本人はあの行動をしたんだ。」「だから自分の国と比べると日本の習慣はこう違うんだ。」と異文化理解に繋がります。その積み重ねで、見識を深めることができ、他者に寛容になれ、厚みのある人間になれると考えています。
【例】地域の高校との交流会
- 事前準備
- ※『日本の高校生に留学生(自分)の国を紹介する』ための準備
・日本で売られている各国(留学生の国)のガイドブックを見て、違う角度から自国について知る。
・留学生が自分の国のいいと思っているところ、日本人がいいと思っているところの違いについて考える。
・ガイドブックにはないオススメしたいこと、載っているけれど「実際は…」と補足したいことを考え、ポスターを作成する。
- 交流会当日
- ・ポスター発表で自分の国(食べ物、観光地、歴史、遊びなど)について発表する。
・留学生と高校生の合同のグループでディスカッションを行う。
- 振り返り
- ・高校生から出た質問を共有し、どうしたらもっと伝わったか改善点を見つける。
・この活動の感想文を書く。交流会に参加した高校へメッセージカードを送る。
目標レベル
LEVEL 1 | 初歩的な日本語を理解することができる。 |
初歩的な漢字、基礎文法、語彙を習得し、短い言い回しを使った日常会話や事務手続きなどを学ぶ。はっきりとゆっくりとした話し方であれば、ごく基本的な会話が理解でき、日常生活、学校、職場、日課、好き嫌い、個人や家族などについて、既習の文型を使って簡単な説明や要求ができる。短いメモ、身近な出来事の説明、個人的な手紙やメールなど、簡単な文章の読み書きができるほか、「そして」「しかし」「なぜなら」などの接続詞を用いた文章も書くことができる。 | |
LEVEL 2 | 日常生活で使われる基本的な日本語を理解することができる。 |
基本的な漢字、基礎文法、語彙を習得し、個人的に関心のある身近な事柄や日常生活に関連する話題(自分、家族、趣味、仕事、学校、旅行、時事問題、最近の出来事など)について、表現できるようになる。個人的な意見を述べたり、自分の経験を話したり、情報を交換したり、要点や詳細を把握したりできる。それなりの流暢さかつ正確さで話すことができ、ある程度の長さの簡単な文章の読み書きもできる。 | |
LEVEL 3 | 幅広い場面で使われる日本語を理解することができる。 |
個人的に関心のある事柄や身近な話題だけでなく、あらゆる分野の幅広いテーマにいち早く反応でき、複雑な内容でも要点を理解することができる。コミュニケーションを行う上で戸惑う様子はなく、正確な文法で場にふさわしい丁寧さで自然に表現できる。1対1の会話だけでなく、習得した語彙や機能語を駆使して、グループ討論や小論文においても自分の意見を論理的に述べたり、要点を理解したまま、主張を強化したり、内容を補足したりできる。 | |
LEVEL 4 | 幅広い場面で使われる日本語をより深く正確に理解することができる。 |
テレビのニュースや時事問題が理解できる聴解力、新聞や雑誌が読める読解力を身につけ、進学に必要なアカデミックスキル、就職に必要なビジネススキルを学び、様々なジャンルの生教材を通じて知識を広げる。幅広い慣用表現や口語体表現が理解できているので、自分の専門外の抽象的で複雑な話題についての長い発話にも充分についていける。記述やプレゼンテーションにおいても、関連する詳細な事例を付け加えて、明瞭に論点を展開しながら適切な結論にもっていくことができる。 |
その他コース(国内在住の方)について
日本在住のビジネスパーソンやそのご家族の方、日本人配偶者の方などを対象に、生活に必要な日本語を総合的に学ぶためのコースです。
日常会話からビジネスに必要な日本語まで複数のコースがございますので、ご要望に応じて対応致します。
ZOOMによるオンライン・レッスンのご相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
国内在住の方でも、留学コースと同じ日本語教育カリキュラムをご希望される方はお問い合わせください。
- 会話コース
- ビジネス日本語コース
- 試験対策コース(JLPT、BJTなど)
- 短期集中コース
- プライベート/セミプライベートレッスン
- 特別クラス(漢字クラスなど)
- イブニングクラス
- 講師派遣レッスン(企業や学校対象)
- オンラインレッスン